種村実穂の”心はいつも旅の空”

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zoom RSS 船が運河を上る・パナマ

<<   作成日時 : 2010/05/06 13:43   >>

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世界の3大運河は? 
と聞かれてすぐ答えられる人は、かなりの地理通です。
パナマ運河、スエズ運河くらいは比較的すぐ頭に
浮かびますが、残る一つについては知らない人の
ほうが多いみたい。

私も実際にその運河を通るまでは知りませんでした。
残る一つは、ドイツのユトランド半島の根元にある
キール運河で、北海とバルト海を繋いでいます。

3つの運河は、それぞれに特徴がありますが、
通峡するときの面白さでは、パナマ運河が一番です。
なぜ、一番面白いかというと、船が階段を上リ降り
するように高い所に上り、また低い所へ降りるからです。

カリブ海側からパナマ運河に入ると、ガツンロックと
呼ばれる3つのロックを上ることになります。
3段階で85フィート(約26m)も上昇するんですよ。
各々のロック幅は110フィート(約33.5m)で長さは1000フィート(約305m)です。

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一つ目のロックの水門に近づいてきました。
前方のロックに見える船は明らかにこちらより高い
位置にあります。

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大きな飛鳥Uが、先に見える幅の狭いロックに入れるのかしら?
と思うのですが、入れるんですねこれが。
ロック内を進んでいくときは、船のエンジンは切られます。
岸の上にある機関車に渡されたロープで左右から引っ張られ
バランスを保ちながら前進してゆきます。

この機関車は日本製だそうで、日本の技術力がこの地でも
活かされていることに、誇らしさを感じました。

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一つ目のロックにさしかかりました。
左側ロックの前方には一段上に船が、右側ロック前方には
2段上に船がいます。


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一つ目のロックの水門が開けられ、飛鳥Uは機関車に
引っ張れてロック内に入ってゆきます。

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一つ目ロックの中に完全に船が入ると、後ろの水門
が閉じられ、プールのようになります。
そこに水を入れて水位を二つ目ロックと同じにするわけです。
水位が同じになったら、前方の水門が開けられ、
二つ目のロックに進んで行きます。

三つ目のロックにも同じようにして上って行きます。
パナマ運河の上りは3つですが、同じことを繰り返せば
山だって船が上れるのでは、と思っていたら
かなり前のことになりますが、NHKでそういうドキュメンタリー番組
を放映していました。
フランスの造船職人の男性がリタイア後、妻と二人でヨットで
ヨーロッパ中を旅しながら暮らす様子を追いかけた番組でした。

パリ郊外から川や運河を使って北海に出るのですが
その間には高い山があるわけで、その山超えの方法が
パナマ運河を上るのと同じ方法だったのです。

何度も何度も小さなロックを上り、山の頂上にたどり着きます。
下りも同じ労力を使って下るのかしら、と思っていたら、
山の頂上のロックはまさにプ―ル状の器になっていて
ヨットを浮かべたまま、その器ごと線路の上をケーブルカー
のように一気に下って行ったのには、驚きつつ感心しました。

実に合理的なんですが、では、上る時も同じようにして
プール状の器をケーブルカーにして山登りし、そのまま下る
ことはできないのかしら? 
そうしていないところを見ると、何か問題があるんですね。
ヨーロッパでは川や運河が網の目状にめぐらされ、小型の船なら
国境を越えて、どこへでも行けるそうです。

パナマ運河から話題が逸れましたが、この番組は実に
面白く、もう一度観てみたいと思っています。
NHKは視聴者がもう一度観たい番組をDVDにして
個人的にでも譲ってくれるといいのに・・・・


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左側のロックではタンカーが運河を上っている最中。
両岸の機関車からピンと張られたワイヤーで
バランスを保たれつつ、前方に引っ張られて行きます。


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飛鳥Uのお客さんはタンカーのロック通峡の様子に
興味深々。


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ようやくガツン湖の高さまで上りました。
しばらくは湖上を進んで行きます。
湖周辺には人家もなく、自然が自然のままに残され
静寂が漂うところです。
時々顔を出すワニが船客の興奮を誘いますが
このときは残念ながら遭遇できませんでした。

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Wikipediaより

パナマ運河の全体図です。
左上が大西洋側、右下が太平洋側です。
その中間にあるのがガツン湖。
ガツン湖を抜けて太平洋に出る前に、今度は下りの
ロックが待ち構えています。




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